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2010年6月18日

インプラントの治療期間はどれくらいですか?

インプラント治療のための検査最短でおおよそ4ヶ月から半年ほどで、その間1~3週間ごとにご通院いただくことになります。

インプラントの治療期間は、インプラントを入れる場所が上あごか下あごかなどで差がありますが
最短でおおよそ4ヶ月から半年ほどになります。その間は、だいたい1週間から3週間ごとにご通院いただくというケースが一般的です。

ただし、あごの骨の量が少ないために骨を造る手術が必要であったり、残っている歯が歯周病にかかっているため治療が困難な場合などは、半年から1年程治療期間が長くなります。

インプラントを長持ちさせるためには何が大切ですか?

治療前に大切なこと
インプラント治療ではインプラントと骨をしっかりくっつける(結合)ことが非常に重要です。しっかしくっついていないと長くもつ可能性がひくくなるからです。したがって、まず治療前に、骨の量は十分か、歯や歯肉の状態はどうかなど、きちんとした診査、診断をおこなうことが大切になります。その結果、歯周病などの治療が必要となれば、インプラントを入れる前に徹底的に治しておくことが、インプラントを長持ちさせることにつながります。

担当医から診断結果や治療計画について十分に説明を聞き、納得して治療を受けてください。

治療後に大切なこと
「インプラントが入れば、治療は終わり」ではありません。ここからがインプラントを長く使っていただくための新たなスタートとなります。

もう一度、原点に帰ってみてください。多くの方は、毎日のお口のお手入れが不十分だったため、むし歯や歯周病になって歯をなくされたのではないでしょうか?

以前と同じように磨いていては、まただめになってしまう可能性が高いでしょう。インプラントを長くお使いいただくためには、お口のお掃除を毎日ていねいにしっかりする必要があります。そして、定期的に歯科医院に通っていただいてメインテナンスを受け、お口の状態をチェックすることが不可欠です。

インプラントを長持ちさせるには、お口の手入れをきちんとしようという患者さまご自信の意思が何より大切なのです。
治療後に大切なこと

インプラントもむし歯や歯周病のようになりますか?

むし歯になることはありませんが、お手入れを怠ると、周りの筋肉が炎症を起こしてしまうことがあります。

インプラントは金属でできていますから、むし歯になることはありません。ただし、お口のお手入れを怠ると、「インプラント周囲炎」といって、歯周病のように周りの筋肉が炎症を起こしてしまうことがあります。その場合は、歯周病の治療と同じようにインプラントの周囲のお掃除を徹底しておこないます。必要に応じて抗菌薬を服用していただくこともあります。

インプラントの周りに炎症が起こると、最悪の場合はインプラントを除去しなければならなくなることもあります。こんなことにならないように、インプラントを入れたあとは定期的なメンテンスを受けて、炎症が起こらないように予防することが非常に大切です。

そしてさらに、インプラントの治療の前に、お口の中の歯や歯肉が将来的に問題を起こさないようにきちんと診査、診断をおこない、治療を進めることも重要です。この段階で、将来のトラブルを防ぐため、あらかじめ歯を抜いておいたほうが長い目で見て良い場合もあります。

インプラントはどんな仕組みになっているのですか?

人工の歯の根であるインプラントを骨の中に埋め込んで、それにかぶせ物をして歯をおぎなう仕組みです。

インプラント治療は、歯肉の下の骨の中にインプラント(インプラント体)と呼ばれる人工の歯の根を埋め込んで、その上にかぶせ物(人工の歯)をすることによって歯をおぎなう治療法です。そのため、インプラントは「人工歯根」といわれることもあります。

多くのインプラントシステムは、(1)骨の中に埋めるインプラント、(2)かぶせ物の土台となる部分(アバットメントとよばれます)、(3)かぶせ物部分、からなっています。
インプラントはどんな仕組みになっているのですか?

インプラントは、歯が1本だけないケースからすべての歯がないケースまで、ほとんどすべてのケースに対応できます。

「歯がない」と一口に言っても、いろいろな場合があります。歯が1本だけない場合から数本の歯がない場合、すべての歯がない場合まで、また前歯がない場合、奥歯がない場合など、いろいろなケースがあります。インプラント治療は、これらほとんどすべてのケースに対応できる治療法です。

インプラント治療


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